一緒にドイツに行ったときのこと
一緒にドイツに行ったときのこと。ベルリンで、ナチスに迫害され虐殺されたLGBTやロマのひとたちの追悼・慰霊碑を真摯に見ていた漢人さんの姿が印象的でした。
漢人さんは長年、女性や障がいのある方、LGBTなど、社会的マイノリティーの問題に取り組んできました。それだけに、「異質」と見なした少数者を迫害したナチス・ドイツという国が、ついには虐殺という最悪の方法で少数者を排除した歴史に、深く感じるところがあったのだと思います。
数年前、都議会の「セクハラ野次」が大きな問題となりました。それは都議会という場がまだまだ男性中心であり、何より少数者の声を重視しない場である、ということを象徴しているように思います。
漢人さんが4期議員を務めた小金井市は、日本で最も女性議員の割合が多い自治体のひとつ。女性議員比率は40%を超えています。これは、漢人さんを含む、議員や市民の活動の結果でしょう。
小池知事はオリンピックに向けて熱心に「ダイバーシティ(多様性)」を訴えますが、少数者の人権こそ、多様性が実現しているかどうかの試金石なのです。
東京都が真の多様性都市となるためにも、漢人さんのような存在が都議会に必要です。ぜひ応援宜しくお願いします。
写真は、ロマのひとたちの追悼・慰霊碑、そしてベルリンの壁を真摯に見る漢人さん。
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