応援メッセージ:元国立市長 上原公子さん


 漢人さんの決意に、まずは感謝します。 都議会とは、もう32年の昔、1985年に北多摩2区選出の池田敦子さんを生活クラブから始めて送り出した時から、12年間関わってきました。当時は、北多摩2区の選挙区に小金井市が含まれており、池田敦子さんは小金井に在住していた方でした。ご記憶の方もあるかと思います。「生活者の政治」という言葉を初めて使っての選挙で、政治を生活者の手に取り戻すというのがスローガンでした。選挙の担い手のほとんどが主婦という、文字通りの素人選挙でしたが、政党中心の都議会に主婦が登場したことにより、東京都の政策の中に確実に生活者の視点が入り込み、政治の世界に新風を吹き込んだ選挙だったと自負しています。

 東京都は私たちの暮らしに直結しているところにもかかわらず、予算総額は13兆円にも達し、スェーデンの国の予算にも匹敵する巨大な組織に膨れ上がっています。よほど関心も持たない限り、中身がなかなか見えないのが現状です。かつては、東京都の福祉や環境の政策が、国を押し上げるような牽引力をもって、新しいモデルを築き上げていたという重要な役割を果たしてきました。今の東京都に、その勢いはありません。希望を持てない若者の雇用のこと、貧困の中で行き場を見失っている子供たちのこと、生きていくことに不安を抱えている高齢者のこと。本当は、東京都は一人一人に手を差し伸べられる財政力があるのに、どこに向かって政治のかじ取りをしようとしているのか、見極められません。

 だからこそと思うのです。漢人さんのように、地域のこと、人びとの暮らしのことを市議会議員として発言し続けた経験を持った人が、今の都議会には必要だと。

漢人あきこサポーターズ

都議選小金井選挙区に立候補した漢人あきこさんを応援しています。 #都議選 #小金井